公開 : 2020/2/15 , 写真追加 : 2021/7/11
阪急王子公園駅の駅を下りて海側東には灘区のメインストリート・水道筋商店街があります。一口に水道筋商店街といっても、王子公園駅から「水道筋ひだまり商店街」「水道筋6丁目商店街」「エルナード水道筋」「水道筋1丁目商店街」の4つの商店街が一直線に続き、さらに、この4つの商店街の山側に7つの市場・商店街が広がっています。
当サイトでは、商店街めぐりよりも珍百景が多い商店街として紹介済みですが。このページでは正攻法でご紹介します。
王子公園駅からアーケードがあるエルナード水道筋商店街の間にはアーケードがない水道筋6丁目商店街が連なります。
まず水道筋という名前からして変わっていますが、これは大正から昭和初期にかけて神戸市北区の千刈貯水池から西宮市の武庫川まで、水道管が通す工事がありました。その水道管が通る道筋に沿って商店が集まり、水道筋商店街へ発展していきました。
商店街をブラブラすると、カルタのような横断幕や貼り紙をよく見かけます。
これは「水道筋かるた」といい、カルタ風に水道筋の魅力(?)を紹介しています。非売品ですが商店街のイベントの賞品として配布されていることもあるようです。
かるたの全ての内容はこのページの最後でご紹介します。
その「ワイルドな神様」がこちら。顔はえびす様なのに、ポーズが神様らしくありません。右手にボールを持ち、左手はヘルメットに乗せています。このえびす様、アメリカンフットボールをしているのです。
商店街に近い王子スタジアムはアメリカンフットボールの試合会場としても知られ、その縁で神様自らアメフトに励んでいます。そのため「汗かきえびす」として親しまれています。
正しくは「水道筋汗かき恵比寿」といい、西宮神社から分祀されたれっきとした神社です。商売繁盛だけではなく勝利、健康にも御利益があるそう。
商店街では毎月10日に「えびすまつり」を開催しています。
エルナード水道筋の東側のゲート。西側(王子公園駅側)のゲートとはデザインが異なります。そしてここから東へは、アーケードがない水道筋1丁目商店街が続きます。
洋館っぽい出窓にレトロな看板がある居酒屋さん。
アーケードはなくても地面は煉瓦風のタイル舗装がされています。
細い通りに沢山のお店がひしめきあっています。また、ダイヤモンドっぽい街灯が洒落てます。
この商店街の東端には灘温泉水道筋店があります。
こちらが水道筋かるたの全てです。
※上のかるたの画像をクリック・タップすると拡大画像をみることができます。
※公式サイト:水道筋商店街