公開 : 2020/2/15 , 写真追加 : 2021/6/28
1918年に開業した歴史ある畑原市場。水道筋の商店街群では最も古い市場でしたが、2020年4月に再開発計画のため、取り壊される運命にあります。
2021年5月。このページの一番上と同じ場所(灘中央筋商店街)から撮影した、畑原市場があった場所。空襲や震災をくぐり抜けた市場でしたが、再開発の波に飲まれ、完全になくなってしまいました。
すっかり空き地になりました。2023年度には新しい街に生まれ変わる予定です。
2021年現在、この地に市場があったことを留める畑原市場の東側のゲート。このゲートの向こうは畑原東市場です。
畑原東市場から、畑原市場があった西を臨む
畑原東市場は、戦前までは畑原市場の一部でした。1945年の神戸空襲で畑原市場の東部が被弾します。
戦後、焼け残った部分は畑原市場として存続しますが、焼け跡から再興した商店街は1958年、畑原東市場として独立しました。
1995年の阪神・淡路大震災では、大きな被害はありませんでしたが、周辺人口の減少と、近隣へのスーパーマーケットの進出などにより人の流れがかわり、シャッターが目立つ市場となっていきました。
2023年度の再開発の完成で、再び、この辺りの市場が蘇るのか期待したいところです。