公開 : 2021/10/3
神戸の山手に控える諏訪神社。鳥居の向こうは急勾配な坂。参拝客にとって、いきなり修行です。言い伝えでは仁徳天皇の皇后・八田皇后が諏訪大社の神様をこの地に祭ったのが、この神社の始まりだそう。
参道の途中にあった時代のある煉瓦の塀。取り壊されるようですが、ここには1900年に建てられた異人館「アーサー・トムセン邸」があったそうです。
それにしても、すごい坂道。
参道の途中で赤鳥居が出迎えますが、まだ坂道が続きます。向こうには狛犬ではなく、大きな狐がお出迎えです。
急勾配の坂道が終わったと思ったら、階段に変わりました。ちなみに、とてもではないけど社殿まで行けないと言う参拝客のために、坂道の途中で「遥拝所」が設けられています。
ようやく拝殿にたどり着きました。祭神は信州の諏訪大社と同じ武御名方大神、そして比売神。
拝殿の隣には諏訪山稲荷神社の拝殿がありました。こちらのほうが派手ですね。諏訪山稲荷神社は江戸時代に創建。神戸を代表する洋菓子メーカーなどからの献灯が目を引きます。
諏訪山稲荷神社は神戸の華僑からも厚く信仰されています。他の神社で見かけることがない漢文で書かれた額がたくさん飾られていました。
神社を参拝したあと、脇道から景色を見ると、ずいぶんと高台に上がってきたことがわかります。元町、旧居留地、そしてポートアイランドが見えます。