公開 : 2024/2/20
中山手通の住宅街の間に突如現れる関帝廟の山門。
関帝廟は関聖帝君を主神として祀る中国式寺院。関聖帝君とは『三国志』でもお馴染みの武将・関羽(160?〜219)を神格化した神です。
門に掲げられた額は、蒋介石台湾総統の秘書であり書道家の于右任によるもの。
本堂
屋根の向かい合う青龍は、北京の紫禁城の瓦の上に飾られているものと同じ形だそう。宝玉をつかんで、お互いに睨み合っている青龍を見ると幸せになるという言い伝えがあるそうなので、辰年の2024年は是非、見ておきたいですね。
四阿(あずまや)
本堂前から振り返って中門
緻密な透かし彫りは長時間見入ってしまいました。そして両側を固める龍。鯉が龍に変化する姿をイメージしているそうです。日本でも慣用句として使われる「登竜門」とは、このような様式の門のことをいい、試験で合格した者だけがこの門を通って出世するという言い伝えがあるそうです。
中門の龍と本堂。台湾で一刀彫りで掘られたものだそうです。
ふたたび山門。屋根の上の角が関帝廟の威厳を伝えています。関帝廟は拝観無料です。
※公式サイト:関帝廟 (一般社団法人中華会館)