公開 : 2022/1/9
300余りの神様が集う高取山。その頂きにある高取神社までの参道には廃神社だけではなく、時が止まったようなレトロな雰囲気も漂います。
たとえば、この通り。まるで廃墟みたいですが、しっかり営業中です。
ここは参道の茶屋・安井茶屋。1927年創業のお店です。見るからに昭和時代なホーロー(?)看板が掛かるお店です。
茶屋よりも新しそうな建物ですが、ここは廃墟でした。
なお、この廃墟の前に綺麗な公衆トイレが設置されています。参道で唯一のトイレです。
廃墟の玄関。 左側の石垣に無理矢理ブロック塀を作ったところが、なんともいえないですね。
やたらと目立つ「ツキワグランド」の看板。「皆様の運動場としてご自由にご利用下さい」とのことでしたので、行ってみることにしました。
確かに運動場でした。普段は登山会の人たちが、ここで毎朝ラジオ体操をしているそうです。ラジオ体操の放送時間にここまで上ってきている人がいるということにも驚き。ここはバス道からひたすら上り坂で20分ぐらいのところです。
外向きにベンチが設置されていたので絶景ポイントかと思ったら…そうでもなかったですね。
月見茶屋。錆びた看板に「皆様と共に86年 大正12年創業」の文字。大正12年=1923年は、どう計算しても86年にはならないし、来年で創業100周年じゃないですか!
完全に時間が止まっていますが、前出の安井茶屋も、月見茶屋もお店の中は登山客、参拝客で満員でした。
高取神社の参拝客は明治時代に急増し、ピーク時には参道に10軒の茶屋が営業していたそう。現在は4軒が営業中とのことです。
高取神社からの帰り道。バス道が見えてきました。しばらく歩くと、高取神社の最寄りのバス停・市バス11系統「高取団地前」バス停です。最寄りと行ってもバス停から高取神社まで30〜40分も歩くわけですが…。