公開 : 2022/6/25
JR三ノ宮駅から普通電車・四條畷行きというレアな電車に乗れば、乗り換え無しで大阪天満宮まで来られるんです。ここが正門・表大門となりますが、JR大阪天満宮駅は神社の裏側に位置しています。
大阪天満宮は、奈良時代にこの辺りにあった都「難波長柄豊碕宮」の西北を守る神として祭られた「大将軍社」にルーツを持ち、平安時代には菅原道真が参拝します。
菅原道真が太宰府で亡くなると、祭神としてまつられ、現在に至ります。もともとあった「大将軍社」は現在も境内の西側に存在しています。
この本殿はわかっているだけで7回も焼失したそう。現在の本殿は1843年に再建されたもの。
表大門に飾られた鳳凰の彫り物。思わず引き込まれるほどの見事な作品です。なぜ鳳凰なのかは、後ほど。
そして門に掛かる立派なしめ縄
門の上部に取り付けられた方位盤。こんなに派手なのに、気付かない人多いそうです。
昔は方角を干支で示していましたが、よく見ると「酉」が鶏ではありません。
菅原道真が太宰府へ向かう途中、伯母との別れを惜しんでいたとき、外で鶏が鳴いたそう。道真はその鳴き声を「太宰府行きを急かしている」と受け取り、以来、鶏が嫌いになったという伝承から、この神社では鶏は鳳凰に置き換えられたそうです。
※公式サイト:大阪天満宮