公開 : 2020/6/28
灘区を散歩中に見つけたモダン建築・灘温泉六甲道店。1932年竣工。
JR六甲道駅近辺は阪神・淡路大震災で大きな被害を受けた地域なのに、このようなモダン建築が残っていたなんて!
阪神・淡路大震災後、しばらくは休業していましたが、1999年に温泉を掘り当て「灘温泉」として再出発しました。一部ではその際に建物を新築したという情報も出回っていますが、第二次世界大戦も阪神・淡路大震災も乗り越えた開業当時のモダン建築です。
外見だけでなく、脱衣場も昭和初期の脱衣場を再現しているとか。銭湯に行く準備もしていなかったので、中までは見られなかったですが(中に入れたとしても脱衣場の写真は撮れませんけどね)、本物の温泉(炭酸泉・源泉掛け流し)を銭湯の料金で楽しめる現代のオアシス、いやテルマエロマエでしょうか。
しかし、銭湯は和風建築のイメージがありますが、以前に紹介した割塚温泉(2019年閉店・解体)もそうだったように、モダン建築がもてはやされたのは、やはり神戸のハイカラ文化の影響なのでしょうか?
※公式サイト:灘温泉