公開 : 2020/8/23
全国トップクラスの進学校。あの「灘中」「灘高」のレトロ校舎。1929年竣工。明治後期から昭和初期まで活躍した関西建築界の重鎮・宗 兵蔵による設計。
5角形の窓枠が特徴的です。校門の門柱とともに「ペン先」をイメージしているのでしょうか。
そして2階上部にはヨーロッパの古城のようなデンティル(歯飾り)が見下ろしています。
塔屋。1階部分は、本館正面の玄関ホールとともに、独特の形のアーチ型の空間が設けられています。この形は塀の柱とコーディネートされています。
灘高の前身・旧制灘中学校は「灘の生一本」で知られる灘の酒造業者の経営者らによって設立。当時の白鶴酒造経営者の親戚であり、柔道の父と言われた嘉納治五郎(旧御影町=東灘区出身、1860〜1938)が顧問を務めたこともあるそう。
現在は言わずと知れた、東大進学率日本一の中高一貫の全寮制男子校です。
灘高等学校の校章。
※公式サイト:灘中学校・灘高等学校
※参考サイト:文化遺産オンライン:私立灘中学校・灘高等学校本館