公開 : 2025/8/24
灘区将軍通交差点で異彩を放つレトロ建築を発見しました。関西電気保安協会神戸支店です。
このアールがいかにも近代建築!1階の上の出っ張り部分はもともとギザギザの装飾でもされていたかのような縞模様が入っています。
その出で立ちから昭和初期の建築のように見えますが、余りにも情報がありません。
この建物に関する情報で最も詳しいのは、全国の近代建築を紹介している新・レトロ建築写真帖のサイトによると1938年頃の竣工ではないかとのこと。
屋上の手すりの枠も「昭和」な感じですね。
交差点側のアールと対照的に、裏側はスパッと切ったかのような外壁。ホールケーキを切り分けたかのような感じです。
ふたたび正面へ
横から。この建物、山側に向けて建てられており、晴れた日に撮ると、どうしても逆光になるのと、街路樹が青々と茂っているので、全体を見渡すことが難しい物件です。
交差点を挟んで、斜向かいから撮影。交差点に対して緩やかなアールで設計されているため、思った以上に横長に見えます。
そして看板! 関西人は節を付けないと読めない文字列ですね
公式サイト:一般財団法人 関西電気保安協会