公開 : 2021/10/3
諏訪山公園は、神戸で小学生時代を過ごした方なら一度は遠足で訪れたことがあるのではないでしょうか。私も●十年…ではなく、十数年ぶりに訪れました。
最初に2匹のリスが描かれた可愛らしい日時計が出迎えてくれます。
金星台で天文学の歴史に触れたあとだけに「この日時計は正確なん?」という素朴な疑問が沸き上がりましたのでスマホの時計と比べてみました。
ほぼ正確ではないでしょうか。公園の日時計とはいえ侮れません。とはいえ、撮影した日は天文学的にも意味を持つ秋分の日のあとなので、次の春分の日までは、ズレてくると思います。
さらに奥へ進むと…ぎょうさんの子供が遊んどぉで!(「子供の園」なので当たり前ですね)
実はここ、動物園の跡地なのです。この公園の壁はその名残で、この辺りでは2頭のインド象が飼われていたそうです。1952年、灘区に王子動物園が開園すると、2頭のゾウは一般道を歩いて新しい動物園に引っ越したとのこと。その距離、およそ3.5km。ほぼ中間にあたる市電布引停留所(現在の新神戸駅付近)ではゾウが市電に驚き、暴れ出したとのエピソードも残っています。
改めてここの写真を撮りたかったので、お子様たちには退いてもらいました…というのは冗談ですが、別の時間に撮り直しました。
ちなみに、2頭のゾウのうち1頭は、この諏訪山動物園にちなんで「諏訪子」と名付けられ、2008年まで生き続け「動物園で飼育された国内最長寿動物」にも認定されました。
港町らしく船の形をした遊具もあります。見晴らしのよさそうな空間に滑り台があるのですが…
滑り台の上から見る景色に怪しげな黄金の像が…新興宗教の施設らしいです。
そして滑り台を下から見てみました。石垣と、滑り台の下敷きとなった階段跡に動物園の名残を感じます。