2023年の神戸モダン建築祭では、しばらく休館していたシュウエケ邸(1896年竣工)が特別公開されました。現在もシュウエケ一家が住んでいるめ、一般公開は1階と庭園のみではありましたが、見所がいっぱいでした。
まずは食堂。豪華絢爛なテーブルコーディネートで私たちを出迎えてくれました。気分はヨーロッパの貴族ですね。 もともとはイギリス人建築家ハンセルの私邸として建てられました。
そしてシャンデリア
応接間。大きな出窓の向こうは、異人館街を代表する庭園が広がります。
庭園に出られる玄関。
壁には所狭しと絵が飾られていますね。この絵もシュウエケ邸の特徴です。
家具類はフランスから取り寄せたものですが、壁に掛かっている絵は明治時代に描かれた浮世絵だそうです。和洋折衷の異人館です。
廊下にも豪華なシャンデリアが…。。
2階への階段。そしてこの絨毯!
2階は今もシュウエケさん家族がお住まいです。
馬とバレリーナの像の後ろには浦賀沖にやってきたアメリカの艦船の絵。
玄関の地面がタイル張り。
今でもタイル張りの玄関はウケそうなのに、すっかり見なくなりました.
シュウエケ邸の庭は、異人館街で最も洗練された庭ではないかといっても過言ではないぐらいの見事な庭園です。
ヨーロッパ風な庭の雰囲気を保ちつつ和風庭園を大胆に取り込んだ構図。惜しむらくは、春先に訪れたかったですね。
天気もよければ、なおよかったですが…もともと建築家ハンセルの自邸として建てられただけに、近くで見ると緻密なデザインです。
※公式サイト:シュウエケ邸