とも姐の神戸散歩

神戸市立春日野小学校

更新 : 2019/7/27

春日野小学校

最近、神戸で注目を浴びているレトロ校舎、神戸市立春日野小学校

春日野小学校

2018年、神戸市教育委員会は校舎の老朽化とバリアフリー推進を理由に春日野小学校の建て替えを計画しました。建て替え計画はそのままスムーズに進むものと思われました。
※参考リンク:神戸市入札情報・春日野小学校校舎改築工事設計業務 (2018年7月9日)

春日野小学校

ところが2019年5月、『神戸新聞』が春日野小学校校舎が全国的に稀少な建築であることを報道します。新聞記事でこの校舎の希少価値を知った卒業生も多く、ある意味、すっぱ抜いたような記事でした。

この記事の衝撃は意外な展開を見せます。なんと、神戸市長が教育委員会の建て替え計画に難色を示したのです。

春日野小学校

さて、この校舎、1932年に建てられ、神戸空襲や阪神・淡路大震災をくぐり抜けた貴重な建物でもありました。

八角形の窓枠などのモダンなデザインは『神戸新聞』の報道によると「(完成)当時の建築誌に『近代小学校建築の先端を行く』」と評価されたそうです。

春日野小学校

建築物として評価が高いこの校舎は現在も小学校として活用されており、立て替えやバリアフリー化は当然といえます。また、写真を見てもわかるとおり、この小学校には常設のプールがなく、夏には運動場に仮設プールが設けられ、学校としての機能も「時代遅れ」になっているのも事実です。

ちなみに同じ時代に建てられた校舎は、現在、神戸では、この春日野小学校を含め3か所しかなく、そのうち2か所は旧北野小学校(北野工房のまち・1931年竣工)、長田区の旧二葉小学校(ふたば学舎・1929年竣工)と、学校以外の施設として転用されています。

春日野小学校

上の写真は、件の校舎よりも後に建てられた北校舎の耐震補強。

春日野小学校建て替え問題、今後、どのような方向に向かうのか、見守りたいと思います。

※公式サイト:神戸市立春日野小学校

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