神戸を代表する観光地と言えば異人館が立ち並ぶ北野町・山本通。
横浜や長崎の港町では、開港当時、外国人は外国人居留地でしか住むことは許されませんでしたが、神戸では外国人居留地の造成が開港に間に合わなかったため、外国人が地元の人が住んでいた山手地域に住居を構えたのが、現在の北野異人館街の始まりです。
観光地として脚光を浴びたのは1977年のこと。NHKの連続テレビ小説「風見鶏」の舞台になり、全国から観光客が押し寄せたことがきっかけです。当時は普通の住宅地で、朝ドラの舞台となった「風見鶏の館」は中華同文学校の学生寮として使われていました。その後、神戸市が風見鶏の館を買い取り、一般公開したことをきっかけに急速に観光地化が進みました。
今では神戸っ子はあまり足を踏み入れないエリアですが、神戸っ子だからこその視点で、ブラブラしてみましょう。