公開 : 2018/7/1 , 写真追加 : 2021/7/13
平成も終わろうとしていますが、乙仲通には昭和初期に建てられたビルがいくつかあります。
その代表格が、この「昭和ビル」。一歩足を踏み入れると何もかもが昭和へタイムスリップ。
小さいビルですが、戦争と震災をくぐり抜けているタフなビルです。
その証拠に、ビルの壁面には第二次大戦中の機銃掃射の痕が至る所に残されています。「昭和」の歴史の生き証人です。
昭和ビルの裏口。
乙仲通側とは違って“看板建築風”になっており「出っ張り」や細かな装飾など豊かな表情を楽しめます。
私の中では「裏表」があるビルという位置づけになっています。
例えるなら乙仲通側はフォーマル、裏側はカジュアルな顔があります。
2018年12月撮影。
昭和ビルの隣のビルが立て替えにより解体されたため、昭和ビルの西側の側面があらわになりました。表と裏で表情が違う昭和ビルの断面と言ってもいいでしょう。横顔はこんな感じなんですね。
もう一つの横顔・東側はこんな感じ。
ここでも「裏表」があるのか、西側とは全く違う表情です。
そして、真正面。窓の格子もいい感じですね。