一歩足を踏み入れるとお祭りかと言うぐらい賑やか。
このビルの大家さんは貿易会社の高砂商行さんですが、文化的な活動にも熱心に取り組んでおり、ビルの中は一般の人にも親しめる空間を演出。また無名のアーティストに対してはビルにギャラリーやコンサートホールといった発表の場を設け、廉価で提供しています。
私が訪れた日は平日の昼間だったため、これといってイベントはなかったのですが、週末や日曜日にふと立ち寄ると楽しい催しに出会えるかもしれません。
2023年11月に開催された神戸モダン建築祭では、もっとディープに高砂ビルを探検することができましたので、ご案内します。
しかし相変わらず、派手なエレベーターです。
2階。突き当たりが旧居留地地域の文化活動の拠点「100BANホール」。今回のモダン建築祭のこのビルの受付となった208号室はその突き当たりを右折した薄暗い廊下の奥にありました。
208号室で受付を済ませると、同室の上部にあるロフトに案内されました。このビルには、小さな商社も入居していたことから、荷物置き場としてロフトがある部屋が多いそうです。
階段の踊り場
最上階6階の階段から下層階を眺めてみます
6階のバルコニーから向かいの神戸ベルエベル美容専門学校の建物を眺めます。
ここだけ切り取るとヨーロッパの裏通りにいるかのような錯覚になりますね。(行ったことはないですが)
夕刻の高砂ビル全景。
※公式サイト:神戸旧居留地 高砂ビル (株式会社高砂商行)