旧三菱銀行神戸支店 (旧ファミリアホール)

旧三菱銀行神戸支店というよりは、神戸の人にとっては「ファミリアホール」といったほうが馴染みがあるかも。以前はこの角地にスヌーピーの石像もありましたね。

1900年に建てられた、この重厚かつ繊細なデザインの建物について、2020年2月、神戸市は神戸市都市景観条例に基づき「景観形成重要建築物等」に指定しました。

「景観形成重要建築物等」指定の告示では「神戸における本格的洋風建築の代表作」と記載されています。

そんな建物ですが、2016年、高層マンションを建てるために解体されています。

しかし、明治時代の建築を簡単に解体したわけではありません。なんと道路に面した2面の壁面について、解体した石材を再び組み直し、見事に復元させたのです。そのため、今も外壁は明治時代のものです。