公開 : 2020/2/15 , 写真追加 : 2024/12/1
摩耶ケーブル下駅の近くをお散歩していると、とんでもない場所に迷い込んでしまいました。杭には神戸市の市章と貧乏川の文字!
杭の向こうに見える「踏まないで」と書かれたパイプが突き出たところが源流なのでしょうか?
神戸市発行のオフィシャルな河川地図にも「貧乏川」の名前があります。
貧乏川の杭から下流方向を見てみました。貧乏川は住宅地では暗渠になっています。
川の名前の由来には諸説ありますが、江戸時代、この辺りは水が豊富であるにも関わらず、農作物が採れず、農家が貧乏になったからという説が有力のようです。
この閑静な住宅街の下を貧乏川が流れています。
かつては住民から川の名前を変更するよう神戸市に陳情が出されたこともあったようですが、それでも神戸市は貧乏川の名前を守り通したそうです。
ここが貧乏川の終点。貧乏川は下を流れる川ではなく、川岸に開いた穴です。ここから杣谷川と合流します。穴の上にも杭が立ってますね。
穴の上の杭にも「貧乏」の文字が見えます。
川の存在は控えめなのに、なぜか神戸市は貧乏川の名前を強調します。いったい、この名前にこだわる理由はなんなのでしょうか。教えて市長さん!
ちなみに貧乏川(の穴)の対岸には「暴力団追放」の看板があります。実はここから徒歩1〜2分のところに、あの山口組総本部があります。