とも姐の神戸散歩

謝ビル

公開 : 2018/8/12 , 写真追加 : 2021/2/28

謝ビル

GoogleMapでこのビルを調べても「ビル」としか書かれてないんです。ビルの名前が「ビル」って…。Instagramに名前のないビルと紹介したところ、フォロワー様から「謝ビル」という名前であることを教えていただきました。

窓枠といい、角の柱のレリーフといい、いい雰囲気を醸し出しています。ビルの前を歩く人の風でめくれ上がりそうなスカートも、この景色に溶け込んでしまいそう…狙ったわけではないんですが(;^^)ヘ..

前はこの佇まいで、おそば屋さんがあったんですけどね。

謝ビル

ところで、この謝ビル。なんと屋上が瓦屋根!。ネット上にある謝ビルの写真をみると屋根が写っている写真はほとんどありません。おそらく地元の人も知らないのではないでしょうか。私もこの写真を撮るときに初めて知りました。

このような和風建築に洋風の外壁という和洋折衷な建物は「看板建築」と呼ばれ、大正末期から昭和初期に流行したそうです。謝ビルとはタイプが違いますが「和栄ビル別館(2018年7月解体)」も看板建築と言えるでしょう。

謝ビル

2018年10月撮影
隣接していた立体駐車場が撤去されたことから、側面があらわになりました。

至る所に張り巡らされた配線、そして2階から屋上に行ける階段が存在していたことが明らかになりました。

謝ビル

2021年1月撮影
ビルの側面をコインパーキング側から至近距離で撮影してみました。

謝ビル

2018年12月撮影
ポートタワーの展望室から見た謝ビル。和風建築の周りを洋風建築風な壁が覆っていることがはっきりとわかります。典型的な看板建築です。

謝ビル

2019年7月撮影
乙仲通りで雨宿り。格子の向こうに謝ビル。

謝ビル

2021年1月撮影
謝ビルの横から見たポートタワー。

謝ビル

2021年1月撮影
角の装飾。

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